オーストラリア編 第5章
オーストラリア シドニー
=〔2月8日〕============================
シドニーへ移動の日。昼の12時20分発の列車に乗る。出発したかと思いきや30秒くらいで止まってしまった。。。窓の外を見てみると運転手がエンジンを見ている。調子が悪いみたいだ。しばらくして再び列車は動き始めたが1駅過ぎてまた止まった。今度は長い、30分以上は待たされた。
するとアナウンスがあり何を言っているかさっぱりわからなかったけどいきなり列車は逆に走り出し、先ほど通り過ぎた駅で停車する。ここでもしばらく待たされる。英語が聞きとれなかったので意味がわからない。暇なので英語はできないが隣りに座っていた女性に話しかける。ドイツ人だった。彼女は3ヶ月ほどキャンベラに短期留学、シンガポールに寄ってドイツへ帰るらしい。英語が苦手だと言ったらゆっくり話してくれたので助かった。
しばらくすると近くのおじいちゃんが話しかけてきた。「どこからきたの?」と聞かれたので「日本だよー。」と答えるとそのおじいちゃんは流暢な日本語を話し出す。六本木に12年間住んでいたそうで今はキャンベラの「railway musium」でガイドをしているのだと。鉄道が大好きで日本人でも知らないような「只見線」や「飯山線」などを知っていた。
しばらくして走りだすと街並みはすっかり消えて広大な牧草地へと景色が変わる
。しばらく景色は変わらずひたすら地平線。隣りのドイツ人に日本のお金を見せると5円玉に興味を示した。なぜだか聞くと真ん中に穴が空いているお金が珍しいみたいだ。5円玉をプレゼントするとドイツのお金をくれた。16時26分に到着予定だった列車は20時半にシドニー、セントラル駅に到着した。夜、遅くて心配だったが宿は空いていた。
=〔2月9日〕============================
シドニーの街を散策した。とりあえずシドニーの象徴であるオペラハウスとハーバーブリッジを見た。ハーバーブリッジはシングル・アーチの橋としては世界第2位の長さである。シドニーの街中を歩いていると日本人や中国人などアジア系の人々がすごく目に付く。お土産屋に入れば日本語の看板があったり、日本人のスタッフがいたりと。。。ちょっと雰囲気を崩された感。