アメリカ横断を徹底解説(HIS、観光、費用、距離、ルート、レンタカー、ノウハウ)

 世界193ヶ国、国連加盟している国をすべて旅したアマゾニアンがお伝えするアメリカ横断についての情報ページ!HISの旅人塾の引率者としてコラボツアーを今回のアメリカ横断の募集をかけたが、残念ながら最低催行人数にならず。ただ、HISからアメリカ横断に関する情報はたくさん得たのでそれを含めてお伝えする。

 翌年のオーロラツアーはおかげさまで催行!今後もアフリカなどの予定があるので気になる方は私のTwitterやこちらのHPで追ってください。

 個人的に友人と合流してアメリカ横断を40日間ほどで無事故無違反で完走!シアトルから西海岸を縦断、ロサンゼルスからニューヨークまで横断。費用、距離、ルート、観光、ノウハウなどをこちらでご紹介!

ルート

 まずはアメリカ横断のルートを決めることが何よりも先に決めることであろう。一番人気はルート66のようだが、行きたいところに行くとなるとなかなか沿えないもので、私はルート66を意識はしていたが結局ルートがほぼ確定したころにはすっかり66の存在は薄れていた。まずは地図に行きたい場所の点を打って線で結ぶ!

《ルートの例》
・シアトル~ニューヨーク
・ロサンゼルス~ニューヨーク(ルート66含む)
・ロサンゼルス~マイアミ

 他の方のブログも参考にしたが、やはりニューヨークが最終目的地になりやすい。個人的にはマイアミのキーウェストも端っこ間があって良いかなと!ニューヨークもマイアミも帰りの飛行機のこと考えても好都合!

《私のルート》
 Googleマップが10地点しか経由地を作れないのでおおまかにはなるがこの流れ。ルート見ても西海岸を走っているのもあり、西部にある国立公園に重点を置いたので9月10日にシアトルを出発して10月9日にメキシコ国境のエルパソ。10月17日にニューヨークから帰国しているのでエルパソからニューヨークまでは遠距離だが8日間で走破している。より詳細はこれに続くブログにて。

《縦断》
 時間的に余裕があれば横断中に波をうっても良いし、私のようにシアトルからロサンゼルスまでの西海岸縦断やニューヨークからマイアミの東海岸縦断を取り入れても良いと思う。

《おススメ》
 こちらは経験者からのおススメではあるが、アメリカ横断をレンタカーでする場合は西から東が良い!なぜなら西日だ!朝も朝で東からの太陽を浴びるわけだが、旅行中は夕焼けに合わせて観光することも多いであろうし、朝は元気でも疲れてからの西日はけっこう効く!日本みたいに陽を遮るものが少ないのも考慮しないといけない。

《予備日》
 ルートをがっちり決めても、現地に行くと行きたいところが増えるはず!なので他の方のブログなどを参考にしながら大まかで良いと思う。ただ、アクシデントや遅れなどの可能性はあるので少なくとも3日くらいは予備日が欲しい。現地で実際に走っているとどのくらいの距離を1日で進められるのかがわかるので、帰りの飛行機の日にちに合わせて向かえばよい。時間的に余裕が出れば遠回りしても良いし、休みの日にしても良いと思う。

国際免許証

国際免許証の取り方
上記で説明しているのでリンク先でご確認を!即日交付のところもあるが、警察署などでは発給まで1,2週間くらいかかる。

航空券

 ルートを決めたら航空券!
 私はいつも日本から希望の都市までの路線と空きがあるかを買う買わないは別としてスカイスキャナで検索。トリバゴみたいに安い旅行会社を比較検討もできるので重宝。検索に引っかからない航空路線も世界中にはあるが、アメリカなら間違いなく引っかかる。

航空券徹底比較『スカイスキャナー』


 アメリカ横断するとなると単純往復ではなくオープンジョーになるはず。アメリカの到着の都市と帰国の際の出発の都市が異なる買い方だが、そのように検索すればたくさん出てくる。直行便も良いが、韓国や中国など、アメリカ国内の横断では通らない都市などを経由して1,2日観光するのも手。

ESTA

 アメリカ入国の際はESTA(電子ビザ)を申請しなければならない。
 アメリカ大使館 ESTA申請サイト

海外旅行保険

 以前、バックパッカーをしていた時の初期は海外旅行保険に加入していたが、だんだんと長期の保険が割高になったし、私はお世話にならない人だと判断できたので長年入らず。結果、使うことはなかった。現在はクレジットカード付帯の保険で安心はいただいているがずっと使うことはなかった。しかーし!アメリカで使うことになった!!(笑)とは言ってもアメリカで急遽、購入した外付けハードディスクが初期不良!アマゾンで友達経由で購入したし、旅行中で返品などもできず日本へ持ってきた。保険が効いた!

 話しはずれたが、アメリカはご注意!他の先進国と比べても医療費がすこぶる高いのでクレジットカード付帯だけではなく、きちんと別に旅行保険に加入することを強くお勧めする。クレジットカード付帯がある方は医療費だけのバラ掛けでもOK!私はそうした。まして車で移動となると慣れない右車線、動物が飛んできたり、日本とは運転だけでも違う感覚なので加入しましょう。

レンタカー

 HISとのコラボツアー流れではなく、いろいろ調べた結果ベストだと思いHISのオンラインで依頼。海外旅行の経験はあるが、レンタカーは国内含めてそこまで経験ないので安心を買った。

HIS海外レンタカー

《HISレンタカーの良いところ》
・現地の大手レンタカー会社を一括比較できる
・いくつものレンタカー会社があるのでアメリカでの出発都市、到着都市を決めたルートの通りに選べやすい
・キャンセル無料
 →急に出発地での滞在が長くなってもOK
・帰国後も日本語でサポート
 →私の実体験だが、英語のナビが質も含めてどんなものかわからなかったので一応、日本語版をプラスの料金を払って依頼。実際は車載されておらず英語版を使用。問題はなかったがプラス料金の返済を希望して返金された。現地でも返金は可能かもしれないが時間がもったいないので帰国後にサポートを受けれるという安心感と効率の良さは助かった。

 日本車のほうが燃費は良いが、せっかくなので少しアップグレードして外車を選択。シアトルからサンフランシスコ、ロサンゼルスからニューヨークまでお供した2台。

ホテル

 ホテルの予約はアメリカ入国したシアトルで3泊、帰国間近のニューヨークで1泊は確定していたので出発前に予約。コスパ良いホテルから埋まっていくのは必然なので最初と最後は航空券を買った後に予約してよいであろう。これは個人的だがエンゼルスの野球の日程によって決まっていたロサンゼルスの滞在とサンフランシスコ→ヨセミテ→ロサンゼルスのみはレンタカーではなくバスを利用したのもあってこちらも予約をした。ヨセミテで公園内に泊まりたいこともあり。その他は夕方の休憩中にその日はどこまで走るか決めて、直前に予約。田舎のモーテルはどこかしら空いていた。ただし、ウェーブの抽選があるカナブのみは旅行者が集積するのと抽選次第で動きが変わるので、けっこう混雑してていて安いほうから埋まっていく雰囲気だった。

運転

 人も対向車もほとんどいない海外での運転経験はあったが、いきなりのアメリカ横断!そして運転はすべて私ひとり!正直、不安はあった。田舎からではなくシアトルの中心からだったので緊張!ただ、人は慣れるものである(笑)ヒヤッとすることは2,3回あった。

《日本との主な違い》
・同じハイウェイなのに州が変わるとそこから法定速度が変わる
・踏切は一時停止しない!停止したほうが危ない
・通学バスには要注意!止まっているときは抜かしてはいけない
・赤信号でも一時停止後に右折可能(NO TURN ON REDの標識がない限り)
・信号のない交差点は先に入った車が優先!同時の場合は右側に位置する車が優先
・サイレンが聞こえたら対向車線でも完全停止
・ハイウェイにあるカープールレーンは指定以上の人数が乗車している車のみ走行可能
・YIELDの看板があったら譲れ!
・サークル状の信号のない交差点は先にサークル内に入っている車が優先!

《夜間の運転》
 ヒヤッとしたことのひとつは夜間の田舎道での動物!ハイウェイにも出てくるので注意が必要。ちなみにハイビームは対向車がいるいないに限らず皆さん使ってる。なぜなら外灯がないし、車の往来も少ないので日本に比べて暗すぎる。そこで私的に考え付いたのは

・前を走る車のブレーキランプを頼りに運転
・ハイウェイでは中央分離帯側を走る。外側だと急に茂みから出てくることも
・動物が入らないような車間距離を維持!遅い車の後につける

《車からの警告》
 長距離を毎日走っているので仕方はないが、横断の後半戦に2つの警告が車から発せられた。ひとつはタイヤの空気圧がないと。日本でも車に乗るが、そのような経験がなかったので近くのハーツレンタカーへ。空気入れる器具くらいあるかと思って出向いたがホテルの中の営業所。チェーンの車整備工場を案内されて行ったらすぐに空気を入れてくれて、なんと無料!ありがとうー!そのあとわかったがガソリンスタンドにコイン入れて空気入れる器具あり。
 
 もうひとつはエンジンオイルの警告。タイヤに空気を入れる器具すら触ったことのない車音痴だが、検索してエンジンオイルをガソリンスタンドで購入して入れる。どこに入れるかはその辺の人に聞いた。しかし、警告は出たまま。エンジンオイルを一度、すべて抜いて入れなおさないといけない大作業だったのだ。フィラデルフィアで友達に会う約束もあり、整備工場で時間をつぶすことはできなかったのと、返す直前だったので作業の代金を支払うのもちょっと癪。友達に聞くとそこまで大ごとではないとのことなので、そのまま返却した。

 なにか言いたいかと言えば車音痴でも運転含めてアメリカ横断をひとりでできた!

駐車

 路上駐車が一番安い。コインメーターのついているところはOK!ついていないところは縁石の色に着目!赤は駐車禁止など他の色もあるが覚えきれないので色がついていないところかコインパーキングを利用しよう。縁石に色がついていなくても消火栓があるとそこは駐車禁止!コインパーキングはクレジットカードを使えるところもあるが、古くてモニターがはっきり見えないところ多し!クウォーターコイン(25セント硬貨)は重宝するのである程度持っていたほうが良い。私設の駐車場は街中を含めてたくさんあるが、日本と違って場所によって一気に金額が跳ね上がることもあるので注意!30分で15ドルなども見かけた。

ガソリン

 あまり人が住んでいないユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州あたりはガソリンスタンドが少なくなるので注意!そのあたりではガソリンが半分になったら満タン!を繰り返していた。その感覚だとガス欠になりそうと焦ることはなかった。
 ガソリンの値段は日本と同じセンスでハイウェイの近くや街の中心部だと高くなる傾向。アメリカは州によって税率も違う。比較的、安いなと思ったのはニューメキシコ州などの油田がある地域。当たり前だが輸送コストがかからない分安い。日本にもあるがガソリンスタンドの価格比較アプリ。アメリカだとGAS BUDDYというものだが、どうやらアメリカ仕様のスマホでないとダウンロードができない模様。サイトもあるのでこちらGAS BUDDYなら使えるかも!?私は使わなかった。ちなみに日本版はgogogas

 支払いは日本のように給油機でクレジットカード精算!とはうまくいかなかったことが多かった。進んでも防犯のための発行元の郵便番号を入力しなければならないのだが、日本の郵便番号には対応しておらず。ガソリンスタンドの中に入って、何番の給油機にいくら分と伝えて支払って入れるパターンが一番多かった。現金しか受け付けてくれないところもあるが、ATMはガソリンスタンドにもある!

アメリカ横断の車関連の詳細情報は地球の歩き方のアメリカ・ドライブに写真やイラストなどとともに紹介されていてわかりやすかった。

トイレ

 ガソリンだけではなくこちらもご注意!ほとんどガソリンスタンドでお世話になった。日本みたいにハイウェイに休憩所もあるけど、何キロ先なのか書いていない州もあるし、眠気覚ましにコーヒーもがぶ飲みしていたのでガソリン以上に苦労した。

食事

 朝はだいたい簡単なものだがモーテルでついていることが多かった。昼は友人たちがいた西部の国立公園がたくさん集まっているようなところでは時間も押していたのでガソリンスタンドなどで買って車内で食べることがほとんど。ひとり旅の時はたまにレストランなどに行くがアメリカンなボリュームで眠気との戦いだった。夜はモーテルによっては辺鄙なところにあったり、疲れていて外出したくないときなどに日本から持って行ったカップヌードルなどが大活躍!インスタントとは言え、たまに日本食食べるのも楽しみのひとつ。

費用
自分の費用がどのくらいになるか計算しよう!
《車にかかった費用》
 両方とも私が使ったレンタカーだが、長期で乗ったほうが割安感がある。そもそも西海岸縦断は菊池雄星投手の登板日によって、飛行機、バス、鉄道、レンタカーいずれかの手段で旅行しようとしていたので、直前まで決められずいた。そのため、乗り捨て代が2回かかってしまったのが大きな出費。有料道路は西海岸で使ったのはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジのみ。横断中はダラスで1回、東海岸はたくさん有料道路があったイメージ。
 




西海岸縦断

シアトル→サンフランシスコ
3泊4日

アメリカ横断

ロサンゼルス→ニューヨーク
21泊22日
レンタカー 45300円(レンタカー)+34557円(乗り捨て代) 159300円(レンタカー)+61365円(乗り捨て代)
ガソリン 15215円 121767円
有料道路 700円ほど 17697円
駐車 2460円 8985円
合計 98232円 369114円


《宿泊代》
 1泊6000円くらいが平均。ふたりでシェアすればひとり3500円くらいになる。もちろんもっと安いところはいくらでもあるが、夜間は安全性から極力走りたくなかったのでハイウェイの近くがほとんど。

《食費》
 よくビールは飲むが、それは除外して1日平均1500円くらい。レストランに行くと高くつくが日本から持って行くと安くつく。現地でも日本食材は場所によるが購入可能。

《入場料》
 アメリカの国立公園は年間パスがあり80ドル。なんと!ひとり1枚ではなく1台で1枚なので横断組は必須!最初に入る国立公園のゲートで買える。3つ以上の国立公園に行けば元が取れる。尚、有効期限は購入月から1年間。購入日ではなく購入月なので4月に買ったら3月まで。他にも入場料がかかったり、アクティビティなどもあるが、今やネットですべて調べられるので行きたいところを調べてみよう。

《雑費》
 急に行きたいところが増えたり、やりたいこと増えたり、なにか買ったりなどもあるので3万円くらいは余計に持っていきたいところ。

《費用まとめ》
・レンタカー代(ネットで検索)
・上の表を参考におおよそのガソリンなどの車両関係費

以上ふたつを足して参加人数で割る・・・A

・航空券代(上記に挙げたスカイスキャナなどで検索)
・ひとり当たりの宿泊代(シングル6000円orツイン3500円)×日数
・食費(1500円)×日数
・入場料
・雑費(3万円?)

Aの金額に航空券代から雑費の5点の金額を足せば 各自の予算が出る。

まとめ

 最後まで読んでいただきありがとうございます!お役に立てればと思い書き記しました。私のブログだけではなく、他の方のブログもたくさん参考にしたほうが良いはずです。アメリカ横断は絶対に一生に残る思い出ですし、時間もお金も要します。きっちり予習もしておいていったほうが満足のいく旅になるでしょう。アメリカ横断の情報はこれにて終わりですが、私の旅ブログは他にあるのでそちらも参考にしてください!1日で動いたルート、観光地、グルメ、道中のドライブレコーダー、旅のテクニックなどが記載されています。

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Updated 2020-1-24

《HIS×アマゾニアン》
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《執筆》
丸山ゴンザレスさん監修のインド最強ナビ!私アマゾニアンも執筆させていただきました!サイババに会ったときの話しがメインです。インドに行かれる方!興味ある方はぜひ!


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