中国・モンゴル編 第5章
北京・ウランバートル
=〔7月8日〕============================
真昼間の暑い時間に駅へ。これからとっても長い列車の旅が始まる。
15時に列車は出発。行き先は北京!
乗車時間は28時間。
その間、がんばって筆談で会話。
周りの人と仲良くなっているとトイレに行くときなどの荷物の管理をしてもらえるので
プラスです。
中国人はいろいろくれる。夕食のカップラーメンまでくれた。
中国の列車ですが各コンパーメントにポット、各車両に給湯器があるのでお湯は
自由に使え、乗客は皆、タンブラーみたいなお茶入れを使って飲んでいます。
そしてご飯にはカップラーメンを食べる人が多い。自分ももらったカップラーメンを
食べ、ゴミ箱はどこだ?と探すがどこにもない。車掌がいたのでジェスチャーで
聞いてみると「こうやるのよ!」と言わんばかり窓から全部捨てちゃった。
ゴミ箱がない理由がわかった。
(最近はゴミ箱があるらしいです。)
=〔7月9日〕============================
北京駅へ19時に到着。
ホテルへ直行。列車の中でずっと寝ていたが疲れていたのか即寝。
=〔7月10日〕============================
北京空港から飛行機でモンゴルの首都、ウランバートルへ。
目的はモンゴルの国民体育祭(?)であるナーダム祭を見ること。
飛行機は16時にウランバートルへ到着。
たまたま同じ目的で飛行機に日本人がいたので一緒に宿へ。
ウランバートルには日本人経営の宿があった。
そしたら、お祭り目的で日本人がたっくさん!
大正10年生まれのおじいさんから最年少22歳の私まで。
これからモンゴルの田舎へ行く人、シベリア鉄道でヨーロッパへ抜ける人など、
濃い旅人たちに囲まれた。
元気があったのでウランバートル市内を一望できるザイサン・トルゴイに行く。
ここはソ連兵士がモンゴル兵士と共同して侵略者から防衛したことを記念して
作られたそうだ。ここでいう侵略者とは大日本帝国とナチスドイツである。
街を眺めると工場の煙突がちらほら。
規模的には・・・。とても首都とは思えない。
市内へ戻りスーパーへ。
地場産業がないため輸入品が目立つ。
特にロシアからが多いので商品パッケージにはロシア語が目立つ。
さらに社会主義の名残かスーパーに陳列されている商品の数がとても少ない。
買い物の仕方は社会主義そのものであった。
商品を指名。店員は紙に商品名と代金を記入。レジで領収印をもらい品物の所まで
戻って商品を受け取るシステム。めんどくさい。。。
モンゴルでは日本の相撲が人気で旭鷲山が雑誌の一面に。
〓写真〓
ウランバートルを一望