GO!GO!オーロラまとめ《これで完璧》(ベストシーズン、準備、ツアー、持ち物、カメラ、Gopro、ゴープロ、撮影、アプリ、天気によっての行動、北米と北欧の違い、アラスカ、カナダ、フィンランド)
私の管理するFacebookグループにて、のべ200名以上の方々から大量の情報をいただき、それを現地での私の実体験を含めてシンプルにまとめた。そもそもオーロラを観に行くためにはアラスカ、イエローナイフ、サーリセルカなどのスポットはあるがどこが良いのか?意外だったのは北米と北欧で持ち物が異なること、現地では天候によってどうすればオーロラの可能性を高められるかなどをお伝えする。
- 事前準備
ベストシーズン
オーロラ自体はいつでも発生しているのだが、明るさや天候に影響もあるし、人間の目に見えるとなるとオーロラの強さにもよる。5月から7月は白夜となるので全く見えないと言ってよいであろう。一般的に3月と9月が強いとされるが、寒いほうが空がきれいに見えるのはご存じの通り。そのため、オーロラ鑑賞でおススメなのは2,3月!2月は航空券も比較的安価だ。オーロラの強さだけではなく天気が悪ければ観れないので、いくつか場所をリストアップして、それぞれの気候図にて気温、降水率、晴天率などのデータを確認すべし!最終的には運次第!!
豆知識:オーロラ鑑賞はなるべく暗いほうが良いので新月の日がベスト!
場所
北緯65度~70度あたりの「オーロラベルト」が最も確率が高い。その中でもオーロラ鑑賞を目当てとして日本人がよく訪れる場所はカナダのイエローナイフ、アラスカのフェアバンクス、フィンランドのサーリセルカ、ノルウェーのトルムソ、アイスランドなどが有名だ。ただ、決めたときは知らなかったが、北米のほうが出現率は高い!実際にオーロラアプリを眺めていると北欧より北米のほうが強かったのは歴然!
ツアー
ひとり旅が基本の私からしてもオーロラ鑑賞を目的の旅行をひとりでするのは乗り気でなかった。なぜならオーロラのスポットの街は他にやることがあまりなく昼間は暇、オーロラを待つ時間も暇、なんせ感動の共有がない。ツアーでなくても友人集めて行くほうがいろいろな面で利点が多い。私たちはHISと私のコラボで11人で行ったので車のチャーターなどもでき、オーロラを観ることができた。逆にチャーターしなかったり、通常の時間制限のある現地発ツアーだったら観れなかった。詳細は下記に書く。そして雪道に自信があれば友人とシェアしてレンタカーでも行ける。私自身はチャーターもレンタカーも両方経験した。その点からオーロラに関してはひとりよりツアーが楽しいと思う。現地にゲストハウスがあれば、そこにいる時点でオーロラが目的の人ばかり!そこで友達作って行動を共にするのも手。
航空券
北欧や北米へ往復する航空券を買う際!夜、オーロラベルトを飛行する飛行機ならオーロラ観えるチャンス!気の利いた機長さんならアナウンスしてくれるが、真ん中の列の席だと観れません。観たい方は北の空に向いたほうの窓側の席を取りましょう。私はフィンエアーでのヘルシンキから東京への帰国便で観れた!
アプリ
私がおススメなのはMy Aurora Forecast他のアプリもいくつかダウンロードしておいたが、一番わかりやすく正確であった。
使い方はシンプル!位置情報サービスと連携させておけば自分のいる場所が水色の●で表示される。オーロラが観えるくらいのレベルに達していれば黄緑、赤いゾーンはより強力!あとは気候や明るさなどの条件が整えば確実に見える!レンタカーであればこのゾーンに向かって走ろう!他にも太陽光のパワー、雲のカバー率、最近見れたオーロラの写真などの機能がアプリに搭載。
他にオーロラ撮影用のアプリもあるのだが、iPhoneXはアプリ必要なかった。オーロラが映らないスマホもあるので、念のため入れておくことをおススメする。
- オーロラ対策用の持ち物
実際に私が実際に購入したオーロラ対策の持ち物を理由とともにご紹介!オーロラ鑑賞をする街だけの往復旅行なら厳冬用のアウターをレンタルという手もある。
防寒具編
ツアーによっては暖房がついている森林の中のコテージやシェルターにてオーロラ鑑賞なんてこともあるが、高いはず!防寒具はこれでもか!というくらい持っていくべし。暖炉のある建物で待機することもあるが、薪が雪で濡れていて火がつきにくいという話しもある。オーロラ鑑賞は現地ツアーでも暗い中を団体行動なので、寒さが理由で途中離脱も難しいところ。
・フェイスマスク
私が購入したのはこれ!なんせ、素肌を外気に触れさせないようにするにはこれがベスト!
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・スキーゴーグル
上のフェイスマスクとセットで首から上で外気に触れることはなくなる。表面がキラキラとこれでもか!ってくらい光っているのは吹雪いたときなどに車へ自分の存在を知らせられるので安全面からしてもGOOD!
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・ネックウォーマー
これは以前から持っていたが、ニットが厚くスポーツ用なので保温性に優れる。全く同じ商品は売ってなかったが、同じアスレタの商品。
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・イヤーマフ
裏地が保温性ある生地なのと、音が聞きやすい空気穴があると極寒の中、話しも聞きやすいのでこれにした。
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・マフラー
すでに持っていたアルパカマフラーを持参。あまり風通しがよくないアクリルの素材などが良いかと。このマフラーは空気が通らない(=保温効果抜群)アルパカ×アクリル素材。こちら私の運営する旅する雑貨屋コパカバーナの商品です。
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・スキー用グローブ
購入した商品は売り切れで検索に出てこなくなってしまったので似ている商品をご紹介。手の甲にあるポケットは役立った!!
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・ヒートテックロンTとタイツを数枚ずつ
ユニクロオンラインショップ
・ソックス数枚、ゴム手袋
ワークマンオンラインショップ
⇒私が管理しているFacebookグループで良く書かれたのがワークマン!安いし、暖かいし、いろんな場面に活躍しているとのこと。確かに寒い中、外で働く方用の作業着を販売している企業!動きやすい素材なのも良い!オーロラ鑑賞の際は靴下を二重に履いた。ゴム手袋はスキーグルーブだとカメラなどを扱いにくいため二重につける用。
豆知識:サーフィン用のウェット素材も真冬の水中で使うものなので間違いない商品。
・マウンテンパーカー
元々、持っていたアウターを持参。ゴーグルのところでもお伝えしたが、これも吹雪のことを考えて目立った色がベター!すでに持っているとは思うのでわざわざ買う必要はないかと。北欧であれば雪が降った日に日本で使うアウターで良い。カナダでは本格的なものをレンタルをしたほうが良いとのこと。
・ウインドブレーカーパンツ
こちらも持っていたもの。タイツの上に普通のズボン、その上にこれを。雪などで濡れて、そこから寒さを感じることもあるはず。雪が降っているときは履いたほうが良い。
・スノーブーツ
これが一番難しかった。まず勧められたのはカナダのブランドSOREL(ソレル)のスノーブーツ。モノによってマイナス40度まで、マイナス20度までなどあるが、割高なのとごつい!北欧の場合はマイナス20度くらいなので冬の北海道と同じくらいでソレルの商品はオーバースペックとのこと。要はそこまでの品質は必要ないと。今回、私は北欧だったのでソレルの商品はリストから外した。実際に下記のコロンビアのスノーブーツで行ったが全く問題なし。SORELの商品はカナダやアラスカなど行く場合は頼りになるはず。マイナス40度になると寒さを感じるだけではなく、耐用していないと靴自体が壊れることもあるらしい。サーリセルカは雪がけっこう積もっているので、コロンビアなどのスノーブーツでもすねあたりまでカバーをするロングをおススメ!
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北米(カナダ、アラスカ)におススメのSOREL。マイナス40度にも耐えられる。
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アイテム編
・ホッカイロ
通常版とマグマを購入。マグマは強力でそれだけの価値があるのでオーロラ鑑賞の際は持っていくべし!通常版は家にあったので持って行ったが結局使わず。
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・靴下用ホッカイロ
これは絶対におススメ!スキー場などに行ったことある方はわかると思うが、寒いと足先から冷えてくるので!オーロラ待つときは長時間、屋外もしくは暖炉なしの建物内ということもあり得るのでぜひ持っていこう。オーロラ以外の他の都市の観光の際も助かった。
豆知識:ホッカイロは血管の太いところに貼るべし。
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・乾燥剤とカメラが入るジップロック
カメラを寒い場所から急に暖房が効いた室内などに持ち込むと結露してしまう。故障の原因だ。そこでジップロックの中に乾燥剤を入れつつ、屋外でカメラをジップロックに入れる。部屋に入れてだんだんと暖かいのに慣らす。どんなカメラでも必要なので持っていこう!
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・ランタン
暗いところに行くので手元に光が欲しい時に便利。スマホや懐中電灯だと強い光になってしまい、オーロラの写真を撮影中(動画撮っている人もいるはず)に邪魔になってしまうのでこのような弱い光のほうが良い。
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・懐中電灯
暗い中を歩くこともあるかも!?元々、持っていたものを持参。
・三脚
カメラ用の三脚。オーロラをだれでも撮影するはずだが、手で持ったままでは確実にぶれる!スマホで撮影する方も含めて三脚は必須アイテム!こちらも持っていたので買わずに持参。
・予備バッテリー&モバイルバッテリー&たこ足
ご自分のカメラ、スマホなどすべての電化製品に言えるが寒いとバッテリーの消耗が激しい!実際、経験したが予想以上に減りが早い。そのため、予備は持っていたほうが無難。たこ足は部屋のコンセントも限られ、スマホ、カメラ、モバイルバッテリーなどいろんなものを一気に充電できるようにいくつもの電化製品を持っていく場合には重宝。
Goproのバッテリーは追加購入した。
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・ヘアゴム
バッテリーの消耗を抑えるために、スマホやカメラなどにホッカイロをくっつけておくと比較的長持ち!スマホなどとホッカイロを括るために使用。100円ショップで購入。
・ビタミン剤
始めに聞いたときはえっ?って思いましたが、1週間を越える旅行の方!オーロラ鑑賞で夜行性になり、日光にあたることが少なくなるとビタミン不足にも陥ります!
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・旅行用ケトル
水筒と一緒も持っていけば、熱々の飲み物を飲める!ホテルにもよるが、気軽にお湯を作れるのでこれは重宝した。オーロラ待っている間にカップラーメン食べたりもできる。他の旅行の際もいろいろ使えるし、折り畳み式なのであまりかさばらないのも良い。
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- カメラ
一般的なカメラでのオーロラの撮影に関してはプロの方などが他にサイトがあるのでそちらにお任せする。「オーロラ 撮影」などで検索するとたくさん出てくる。私は一眼レフ、Gopro、iPhoneXを使ったが一番良かったのはGoproであった。もちろん一眼レフやスマホによっても差がある。私の一眼レフはオーロラの撮影に必要な設定がすべて揃わないものだったので、持っていく方は予め調べておいたほうが良い。
豆知識:Goproは人の目より先に液晶にオーロラを映してくれるので、例えば部屋や車の中からGoproを通して空を見上げて、オーロラが出ていたら外に出て鑑賞が可能。
以下、反対方向を撮影もしているが同じときに出たオーロラを同じ地点から撮影した写真の比較。
《一眼レフ》友人のもの
《Gopro7》ナイトラプスモード
《iPhoneX》
Goproのナイトラプスモードで撮影したものを動画編集ソフトでつなぎあわせた動画。シャッタースピード 30秒、Protune オンで撮影。
- 天候
上記の写真はフィンランドのロバニエミで撮影したもの。サーリセルカではあいにく天気が思わしくなく、連日雲が多い状況。初日は雲は切れていたが観れず、2日目は天気予報からしてダメだと判断。しかし、昼間に犬ぞりをしに街中から20分ほどの場所に行くとけっこうな晴れ間が!そこまで山がちでもない場所だがここまで天気が違うもの?という認識が生まれた。街中に戻ると相変わらずのどんより雲、天気予報も変わらず。しかし、アプリによるオーロラ予想だとそれなりのものが出そう。サーリセルカにいたら無理と判断し、チャーターした車はイナリ湖まで。アプリとにらめっこ。サーリセルカ発の現地手配ツアーも同じ場所に来るが、時間は指定。私たちはチャーターだったので、オーロラ予報通りに少し早めの19時発。チャーター正解で観れた!後から現地ツアーも来たがその頃には分厚い雲に阻まれ観れていなかった。人数がそれなりにいるのと、チャーターできるのは大きい。
サーリセルカでの他のアクティビティーや詳細は「旅ブログ」にて。